阿修羅のごとく

阿修羅のごとく

時代背景は昭和50年代。70歳を超える父親に愛人と子どもがいることが発覚し、竹沢家の4姉妹が集まるところから物語は始まる。

あ・うん』同様、NHK の『ドラマ人間模様』で見て強烈な印象が残っていた作品である。公開当時、どうしても観たくて映画館で鑑賞したので、今回で2回目。ドラマがあまりにもすばらしかったので、映画版は少し物足らない感じがしないでもないが、あれだけの長いドラマが 2 時間でうまくまとめられており、向田邦子の独特の世界を堪能できるすばらしい作品だと思う。

これは、『魂萌え!』同様、いや『魂萌え!』以上に女の映画だ。「男にとっては永遠の謎である女心を垣間見ることができる映画」というのが男の私の感想であるが、女性が見たら果たしてどんな感想を持つのだろうか。阿修羅とは、古代インドの神の一族で、外面はよいが、内は猜疑心が強く、他人の悪口を言い合うものたちだという。次女・牧子の夫(小林薫)が「女は阿修羅だ」と言うシーンがある。女に限らず、人間には汚い部分やいやらしい部分があることは事実だが、向田邦子が描く人間は、男も女もかわいくて、けなげで、切ない。人間てやっぱりいいなと思わせてくれる映画である。

四女・咲子役の深田恭子の演技は正直言ってちょっと( ̄〜 ̄;)ウーンだったが、長女・綱子役の大竹しのぶ、三女・滝子の深津絵里の演技はすばらしい。長澤まさみが次女・牧子の娘役を演じていることに気づいて、ちょっとびっくり。当時はまだ無名だったため、当然気づかなかった。

『阿修羅のごとく』は、古きよき昭和を感じられる、楽しくて、切なくて、しっとりしたいい映画です。

『阿修羅のごとく』のデータ
監督: 森田芳光
出演: 大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子、八千草薫、小林薫、中村獅童、仲代達矢、長澤まさみ
原作: 向田邦子
公開: 2003年
時間: 135分

当日本映画研究会の評価: 83点: 優(A)


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