
「たまもえ」と読む。女を描いた映画。おもしろかった。原作は桐野夏生の同名の小説。
定年を迎えた夫の突然の死によって、平穏に暮らしていた敏子(風吹ジュン)の生活は一変してしまう。夫が浮気していた事実を知ってうろたえたり、生まれてはじめてカプセルホテルに泊まって奇妙な老女と知り合ったり・・・。物語はゆっくりと展開されるが、退屈することなく楽しめる。敏子と愛人(三田佳子)の対決シーンもおもしろい。
最初は頼りなかった敏子が、どんどんたくましく、生き生きとしていくのがとってもいい。敏子の同級生たちもたくましい。それに比べて男たちの頼りないこと。この映画、男の目から見るのと、女の目から見るのとではずいぶん感じ方が違うような気がする。女が見れば、「うんうん」とうなずけるのかな。男が見ると「へぇ〜。そんなもの?」っていう感想を持つ。女よりも、むしろ男のほうが楽しめ映画じゃないかな。
じっくり楽しめるおとなの映画。
『魂萌え!』のデータ
監督: 阪本順治
出演: 風吹ジュン、三田佳子、加藤治子、豊川悦司、常盤貴子、田中哲司、寺尾聰
公開: 2007年
時間: 125分
原作: 桐野夏生
当日本映画研究会の評価: 72点: 良(B)
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